東京都の中小企業DX支援事業 「学び続けるDX人材育成プログラム」に参加して感じた変化と学び

今日は昨年6月から今年1月にかけて受講しました東京都の中小企業支援事業「学び続けるDX人材育成プログラム」に参加したことについて書こうと思います。

DXを学ぶことが必要だと気づいた理由

コロナ禍をきっかけに、働き方やビジネスの流れが大きく変わりました。特に、中小企業、弊社のような零細企業にとってDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した業務改善が重要になりつつありました。しかし、私は当初「DX」という言葉すら知らず、どこから手をつければいいのか分からない状態でした。

そんな中、東京都の「学び続けるDX人材育成プログラム2024」の存在を偶然 FAXのチラシで知り、参加を決意しました。SNSを活用した販路拡大の必要性を感じていたことも大きな理由です。DXを学び、デジタル技術を理解することで、事業をより発展させることができるのではないかと思ったのです。応募者全員が受講できるわけではなく、選考に合格する必要がありました。無事合格となった時は本当に嬉しかったです。

プログラムを通じて得られた学びと変化

DXの基本をゼロから学び始めると、最初は専門用語の多さに戸惑うこともありました。しかし、学びを進めるうちに、知識が増えることの面白さを感じるようになりました。「ペルソナ」というマーケティングの考え方を知ったことで、自社のターゲットをより明確に定められるようになり、販促の方向性が変わっていきました。  勉強の方法は人により様々ですが、私はプログラム終了後も見返したり、勉強できるようにノートにメモしまくりました。学生の時の授業中のようですね。ノートは5冊になりましたよ。また家ではだらだらのんびりしたい派なので、いつもより早く出社し、静かな社内で勉強するようにしていました。


また、DX化が進んでいる取引先とのコミュニケーションの質も大きく向上しました。以前は専門用語が飛び交う会話についていけないことがありましたが、学びを通じて取引先の話を深く理解できるようになりました。例えば、ある企業とデジタルマーケティング戦略について話した際、今までは「難しそう」と感じていた内容がスムーズに理解できるようになり、実際の業務でも活用できる知識として定着していったのです。

このような経験が評価され、私の取り組みが東京都の『公式事例集』に掲載されることとなりました。なんと顔写真も掲載されています。良かったら見てみてください。

事例集の詳細はこちらです →
https://dx-reskilling.metro.tokyo.lg.jp/report_2024.pdf

今後の展望

現在の学びをさらに深めるため、6月から東京都が実施する「フォローアップ研修」の選考に合格したので参加します。この研修では、DX人材育成プログラムに参加した企業が対象となり、実践的な知識の習得や、他社の成功事例を共有できる機会が設けられています。

また、社内でのDX推進をより明確化するため、学んだ知識を組織内で展開し、デジタル技術を活用した業務改善に取り組んでいく予定です。具体的には、DXの軸を定めて社内研修を実施し、従業員全体のデジタルリテラシーを高めることを目指します。私も社内研修で指導していけるように今まで以上に勉強をしていかなくてはなりません!


まとめ
DXを学ぶことで、企業の成長や業務改善につながる大きな可能性が広がりました。特に、中小企業、零細企業にとってデジタル化の推進は、競争力強化の重要な要素となり得ます。

DXの導入を考えている企業の皆様には、ぜひ東京都の支援事業を活用し、学びの機会を得ることをおすすめします。ゼロからのスタートでも、学び続けることで確実に意識に変化が生まれます。

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