【鍵のプロが解説】回りにくい鍵穴に「金属用スプレー」は絶対ダメ!正しいお手入れとトラブル解決法

DZ-1 シリンダーの写真最近、家の鍵が回りにくいな……」 そんな風に困ったことはありませんか?

そんなとき、お家にある「金属をなめらかにするスプレー」を鍵穴にシューッと吹きかけるのは、絶対にやってはいけないNG行為なんです!

実は先週も、ホームページを見たお客様から「鍵が回らなくなって困っている」というご相談をいただきました 。急いで現場に駆けつけてみると、良かれと思って潤滑脂のスプレーを吹きかけたことで、鍵が完全に動かなくなっていたのです

そのお客様の場合は、錠前自体がかなり古く、すでにメーカーでも作られていない「廃番商品」でした 。そのため、今回は後継品の錠前への「まるごと交換」をお勧めし、お見積もりを提出させていただきました

なぜなら、これほど古くなっていると、その場しのぎで分解清掃(ぶんかいせいそう)をしても、すぐにまた動かなくなってしまう可能性が非常に高かったからです

私たち鍵の業界では当たり前の常識なのですが、意外と一般の方には知られていないんだな……と改めて実感しました そこで今日は、特注の金具も作れる鍵のプロ「秀巧金属」が、「なぜ潤滑油スプレーをしてはダメなのか」という理由と、「お家でできる正しいお手入れ方法」を、分かりやすく解説します!

1. なぜ鍵穴に「普通の金属用スプレー」はダメなの?

世の中には、ハサミの動きを良くしたり、自転車のサビを落としたりする便利なスプレーがたくさんありますよね 。「潤滑油」と言われているスプレーのことです。でも、これを鍵穴に使うと逆効果になってしまいます

原因は、スプレーの中に入っている「サラサラした油」です

鍵の中でゴミが「泥」になっちゃう!

鍵穴の中をのぞいたことはありますか? 実は小さなバネやピンなど、とても細かくて精密な部品がギッシリ詰まっています

ここに普通の金属用スプレーを吹きかけると、最初はすべるようになって、直った気がします 。しかし、スプレーの油は水のように乾かないため、いつまでも鍵穴の中に残り続けます

すると、空気中を飛んでいる目に見えないホコリや、鍵が削れてできた金属のクズが、その油にペタペタとくっついてしまうのです

これが鍵穴の中で混ざり合うと、やがて「ガチガチの固い泥」に変わります 特に、何十年も使っている古い鍵ほど、中にゴミが溜まりやすいため、良かれと思ってスプレーをしたせいで一発で完全に壊れてしまうケースが本当に多いのです

2. 鍵が回りにくい時はどうすればいいの?(正しいお手入れ)

「じゃあ、鍵が引っかかって困ったときはどうすればいいの?」と思いますよね 私たちプロの鍵職人も実際に現場でやっている、安全で正しいお手入れ方法を3つ紹介します!

① 鍵穴のゴミを掃除機で吸い出す

「カギ猫小太郎が掃除機のノズルを鍵穴に近づけて、鍵穴のホコリを吸い取ろうとしている様子。スマートロックや鍵トラブル解決をイメージしたイラスト。」

一番安全なのは、お家にある掃除機を使う方法です 鍵穴に掃除機のノズルをピタッとあてて、中のホコリを吸い出してみましょう 。これだけでウソのように軽くなることがあります

② 鍵の「溝(みぞ)」を歯ブラシで掃除する

鍵のほうに原因がある場合もあります 。鍵のギザギザや、丸いくぼみの部分にゴミが詰まっていませんか? 使い古した歯ブラシなどで優しくこすって、汚れを落としてあげましょう

③ 使うなら必ず「鍵穴専用」のスプレーを!

もしスプレーを使いたいなら、普通の金属用ではなく、必ず「鍵穴専用」と書かれているものを選んでください 。これは油ではなく、サラサラした「白い粉」が出るスプレーなので、中でゴミが固まる心配がありません

特に、カギを作っているメーカーの「純正品(じゅんせいひん)」のスプレーや、日本ロックセキュリティ協同組合で販売している「JLスムーサー」という専用スプレーを選ぶのが一番安心です

💡 実は、秀巧金属でも取り扱っています! 私たち秀巧金属は、日本の有名なカギメーカーである**「美和ロック(MIWA)」 や 「ゴール(GOAL)」 の 正規販売店(メーカーから正しく認められたお店)**です そのため、カギに一番優しいメーカー純正の専用スプレーもお店できちんと取り扱っています 。「どれを買えばいいか分からない」というときは、いつでもお気軽にお声がけくださいね!

美和ロッククリアスムーサーの写真

💡 お家にあるもので代用する裏ワザ! 専用のスプレーが手元にないときは、**「鉛筆(えんぴつ)」**が使えます! 濃い鉛筆(Bや2Bなど)の芯を、鍵のギザギザや溝に黒く塗りつけてみてください 。そのまま鍵穴に何回か抜き差しすると、芯に含まれる成分(黒鉛)のおかげで、驚くほど滑りが良くなります 。最後に鍵についた黒い粉はティッシュで拭き取ればOKです!

3. まとめ:それでもダメならパーツの寿命。無理せずプロへ

紹介した方法を試してもダメな場合は、鍵の部品自体がすり減って寿命を迎えている(経年劣化している)可能性が高いです

「回らないから」といってギューッと無理に力をこめて回そうとすると、鍵が中でパキッと折れてしまい、もっと大変なことになってしまいます

「うちの鍵、もう何年も使っていて古いな……」「お家の防犯が心配だな……」と思ったら、大きなトラブルになってしまう前に、ぜひ「鍵のプロ」である秀巧金属までお気軽にご相談くださいね!

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